白瓜のぬか漬け 〜冷蔵庫で12時間、パリッと漬かります〜 shirouri

5mmの半月切りにして器に盛った、白瓜のぬか漬け。薄い黄緑の実に、ぬかの色がうっすら入っている
半月切りにすると、断面のみずみずしさがそのまま出ます

白瓜、見かけたら迷わず買ってください

奈良漬で有名な野菜ですが、ぬか漬けにするとまったく別の顔になります。

甘みがほとんどない分、ぬか床の旨みがまっすぐ入る。残るのはパリッとした歯ざわりだけです。

店に並ぶ期間が短いので、迷っているうちに姿を消します。

漬け方はきゅうりより、ほんの少しだけ手間がかかります。といっても、種とワタを取って、塩でこするだけです。

白瓜という野菜のこと

旬は6月から8月ごろ。夏のあいだだけ、青果売り場の端のほうに並びます。出回る期間が短いので、見つけた日が買いどきです。

選び方

白瓜は水分の多い野菜です。重さは、その水分がしっかり残っている証拠になります。手に取って比べるのがいちばん確実です。

材料

白瓜 1本 / 塩 小さじ1 / ぬか床

作り方

  1. 縦半分に切る
    ヘタを落として、縦半分に切ります。皮はむきません。皮ぎわに歯ざわりが残ります。
  2. スプーンで種とワタをかき出す
    種と、そのまわりの白いワタを、スプーンで底からこそげ取ります。白い部分が見えなくなるまで、しっかりと。
  3. 塩小さじ1で板ずりし、5分置く
    塩をふって、まな板の上で手のひらで転がすようにこすります。そのまま5分置くと、表面に水気が浮いてきます。
  4. 出てきた水気をペーパーでしっかり拭く
    さっと洗って塩を落とし、キッチンペーパーで水気を押さえます。ここが、この漬け方でいちばん大事な工程です。
  5. 半割りのままぬか床に埋める
    切らずに、半割りのまま埋めます。くぼみの内側にもぬかが行き渡るよう、指で軽く押さえてください。
  6. 空気を抜いてふたを閉め、冷蔵庫で12〜18時間
    袋のぬか床なら空気を抜いてから口を閉じます。容器の場合は、ぬかの表面を手のひらで平らにならしてください。
  7. さっと洗って水気を拭き、5mmの半月切り
    水でぬかを洗い流し、水気を拭いてから、5mmほどの厚さに切ります。

ぬかオジのコツ

種とワタは必ず取る

白瓜の水分は、種のまわりの白いワタに集まっています。ここを残したまま漬けると、その水がぜんぶぬか床に出ていきます。スプーンでこそげ取るひと手間が、そのまま仕上がりの差になります。

板ずりしたあとの白瓜を、キッチンペーパーで押さえて水気を拭き取っているところ
手順4 ── ここを省くと、ぬか床がゆるみます

板ずりのあとの水拭きを省かない

ここを省くと、水分が出すぎてぬか床がゆるみます。ぬかオジも最初はやりました。翌日ふたを開けたら、床が水浸しでした。

塩が引き出した水を、ぬか床に持ち込まないための工程です。ペーパーで押さえるだけの数十秒なので、面倒でもここは飛ばさないでください。

切ってから漬けない

半月切りにしてから漬けたほうが早く漬かりそうですが、切り口が増えるぶん水も出すぎます。味も入りすぎて、翌朝には塩辛くなります。

半割りのまま漬けて、食べるときに切る。これで水の出方も味の入り方も、ちょうどよく収まります。

漬け時間の目安

冷蔵庫での時間仕上がり
12時間浅め。白瓜の香りが立ち、歯ざわりがいちばん強く残ります
15時間ぬかの旨みと歯ざわりが釣り合うところ
18時間しっかり。ごはんのおかずにするならこのあたり

まずは12時間を基準にしてください。そこで一度食べてみて、「もう少し」と思ったら次は15時間、「少し濃い」と思ったら次は10時間。そうやって、ご自分の好きな時間を探していきます。

食べ方

5mmの半月切りにして、そのままごはんに。白瓜は主張の強い野菜ではないので、何かを添える必要もありません。

細かく刻んで冷や奴にのせるのも、ぬかオジはよくやります。豆腐の水気と合わさって、白瓜の歯ざわりだけが残ります。

ぬか床をお持ちでない方へ ─ はじめてのぬか床の選び方

このレシピで使っているぬか床

巡(めぐる)

ぬかオジが自分で仕込んでいるぬか床です。
捨て漬けはいりません。届いたその日から漬けられます。
かき混ぜるのは一日一回、それだけです。

巡(めぐる)を見る →