ぬか床のお悩み相談室 troubleshoot

ぬか床は、生きている発酵食品です。
季節や暮らしによって、ちょっとした変化が起きることもあります。
症状から、対処の手がかりを探してみてください。

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かき混ぜ不足や保管温度の高さから、過発酵を起こしている可能性があります。

  1. ぬか床全体を、容器の底からしっかり大きく混ぜて空気を入れます。
  2. 数日のあいだ、1日2回ほど丁寧にかき混ぜます。
  3. 軽く塩を足し、足しぬか(結)で水分量と風味を整えます。
Tips 夏場は1日2回、冬場は1日1回のかき混ぜが目安です。シンナー臭は数日でやわらいでくることが多いので、焦らず様子を見てください。

雑菌が優勢になっている可能性があります。色や状態に変化があれば慎重に判断してください。

  1. 表面1〜2cmを取り除きます。
  2. 全体をよくかき混ぜ、塩と足しぬかを加えて整えます。
  3. 数日は野菜を漬けずに、捨て漬けで様子を見ます。
Tips 黒・青・ピンクなどの変色がある場合は、無理せず処分を検討してください。判断に迷うときは、メールでぬかオジまでご相談ください。

多くの場合は産膜酵母といい、ぬか床が落ち着いてきたサインです。基本的には無害です。

  1. 慌てず、膜ごとぬか床全体にやさしく混ぜ込みます。
  2. 1日1〜2回、底からしっかりかき混ぜる習慣を続けます。
  3. 風味が気になる場合は、膜だけ薄く取り除いてからでも大丈夫です。
Tips 白〜薄黄色は産膜酵母で基本的に無害です。黒・青・ピンクのフワフワしたものはカビなので、別の項目を参考にしてください。

カビの可能性が高い状態です。広がる前に対処しましょう。

  1. 該当箇所を、周りごとスプーンで多めにすくって取り除きます。
  2. 容器の縁や蓋をアルコールでよく拭き、清潔にします。
  3. 足しぬか・塩を加えて立て直し、数日間は野菜を入れず捨て漬けで様子を見ます。
Tips 広範囲に広がっている場合は、無理せず仕込み直しを検討してください。迷うときは状態の写真とともにメールでご相談いただけます。

空気に触れたぬかが酸化している状態で、多くの場合は無害です。

  1. 変色した表面を、薄くすくい取ります。
  2. 全体を底からよく混ぜ、新しい空気となじませます。
  3. 足しぬか(結)を加えて、水分と風味を整えます。
Tips かき混ぜる頻度を上げると、酸化による変色を予防しやすくなります。匂いに違和感がなければ、神経質にならなくて大丈夫です。

野菜から出た水分が溜まっている状態です。吸い取ってから整えていきます。

  1. キッチンペーパーや清潔な布で、表面の水分をやさしく吸い取ります。
  2. 足しぬか(結)を加えて、ぬか床の固さを整えます。
  3. 塩をひとつまみ加えて、風味と保存性を保ちます。
Tips 水分が出やすい夏野菜の季節は、こまめなお手入れがおすすめです。市販の水抜き器を使うのも手軽です。

乾燥や、塩分のバランスがずれている可能性があります。少しずつ水分を加えて整えていきます。

  1. ぬるま湯に塩を2%ほど溶かした塩水を、少量ずつ加えます。
  2. 耳たぶくらいの固さを目安に、全体を混ぜながら様子を見ます。
  3. 一晩なじませて、翌日もう一度状態を確認します。
Tips 一度に水を入れすぎると元に戻すのが大変です。少しずつ、様子を見ながら加えるのがコツです。

乳酸菌が活発になりすぎている状態です。足しぬかと塩で整えていきます。

  1. 足しぬか(結)を加えて、全体量を増やし酸味をやわらげます。
  2. 塩をひとつまみ加えて、菌の働きを落ち着かせます。
  3. よく洗って薄皮を取り、軽く焼いて砕いた卵の殻を少量加えると、酸味の中和に役立ちます。
Tips 夏場は冷蔵庫保存に切り替えると、酸味が落ち着きやすくなります。それでも気になるときはご相談ください。

塩分の濃度が上がっている可能性があります。足しぬかで少しずつ調整します。

  1. 足しぬか(結)を加えて、全体量を増やしながら塩分を薄めます。
  2. 水分量と相談しながら、少しずつ整えます。
  3. 数日捨て漬けをして、ぬか床全体に馴染ませます。
Tips 漬ける野菜を軽く塩抜きしてから取り出すと、塩辛さが気になりにくいです。

ぬか床が落ち着いてきた状態か、塩分・発酵のバランスが整っていない可能性があります。

  1. 底からしっかり大きく混ぜて、空気となじませます。
  2. 塩を少し足して、味と保存性を締め直します。
  3. キャベツの外葉や人参の切れ端などで、2〜3日捨て漬けをします。
Tips 捨て漬けを続けていくうちに、風味が戻ってくることが多いです。あせらず、ぬか床と相談してみてください。

気温が低い、または栄養と菌のバランスが整っていない状態の可能性があります。

  1. 冷蔵庫で保存していた場合は、一度室温に戻して様子を見ます。
  2. 足しぬか(結)と塩、麹甘酒をひと匙ほど加えます。
  3. キャベツや人参で、数日のあいだ捨て漬けを続けます。
Tips 冬場や気温の低い時期は、発酵がゆっくりです。すぐに結果を求めず、ぬか床のペースに合わせて見守ってください。

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ぬかオジLab / ぬか漬けソムリエ 松島竜太朗 Nuka-Oji Laboratory